気候変動がアメリカに及ぼす影響について、米国地球変動研究計画(USGCRP)による報告書が公表された。これは米国政府の13の科学関係の行政機関や大学等が協力して策定したもの。報告書は、異常気象や干ばつ、森林火災の増加を通して、アメリカが既に気候変動の影響を受けていることを明記。また、将来についても、熱波の頻度や強さが増し、人々の健康、農作物の生産量、交通システムやエネルギーシステム等に影響が及ぶ、あるいは、豪雨の増加により、洪水、水関連の疾病が増加し、農業等に悪影響が生じるなど、様々な分野で生じる影響を示した。現在の温室効果ガス排出量の増加傾向は、本報告書や他の報告書が想定している最悪のシナリオを大きく上回っているという。また、現在の選択が、将来の気候変動の影響の度合いを大きく左右する点を強調。できる限り早く、かなりの量のCO2を継続して削減できれば、気候変動のスピードと程度を大きく減らすことができる見込みで、後で同じ量を削減するよりも効果的だとしている。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | CO2 | NOAA | 気候変動 | 温室効果ガス | 異常気象 | アメリカ海洋大気庁 | 米国地球変動研究計画 | USGCRP | 熱波 | 豪雨 |
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