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 アメリカ海洋大気庁、アラスカのメタン、CO2発生源を調査へ

発表日:2009.08.24


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)地球システム研究所は、アラスカで温室効果ガスのメタンとCO2の発生源を突き止めるため、沿岸警備隊と協力して航空機を活用した調査を実施する。最近の観測により、アラスカ上空では、温室効果ガス増加の最初の兆しが出ている可能性がある。今回の調査では、航空機に大気のサンプリング装置等を搭載し、メタン・CO2の自然の発生源、メタンの人為的な発生源(石油採掘等)について調べる。3シーズン分のデータを収集することで、NOAAでは、発生源に関する地図の作成、発生量の推定、温暖化に関する今後の指標づくりに役立つとしている。北極のツンドラには数十億トンの炭素が固定されているが、地球温暖化により、ツンドラが乾燥して大量のCO2を排出するようになるのか、あるいは氷が溶けて池や湖になり微生物が有機物を分解して大量のメタンを排出するようになるのかは、データによってしか明らかにできないと科学者は話している。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境
キーワード CO2 | NOAA | 温室効果ガス | メタン | アメリカ海洋大気庁 | 北極 | 観測 | アラスカ | ツンドラ
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