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 国連環境計画とグーグル、世界の環境情報をデータと地図で示すプラットフォーム開発で連携

発表日:2018.07.16


  国連環境計画(UNEP)とグーグル社は、環境科学とビッグデータを基に、世界の生態系の変化を追跡できる新たなプラットフォームを構築すると発表した。長期的には国連持続可能な開発目標のためのオープンソースのデータ・分析プラットフォームをめざすが、第一段階では世界の淡水生態系をテーマに、山岳、森林、湿地、河川や湖沼、地下水などに注目する。淡水生態系は面積では地球上の水域の0.01%にすぎないが、そこに生息する既知の生物種は世界全体のおよそ10%を占める重要な生態系である。この淡水の生物多様性が急速に失われつつあることが示されているが、各国の保護活動はデータ不足に阻まれることが多かった。グーグルはプラットフォーム上で、大規模なクラウドコンピューティング技術を使い、衛星画像データも組み合わせて淡水生態系に関する地理データと地図を、定期的に作成する。これを誰でも使えるようにして、各国が生態系の変化を追跡しこれ以上の損失を防止し回復できるようにする。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 生物多様性 | 国連環境計画 | 環境科学 | ビッグデータ | 衛星画像データ | グーグル社 | 世界生態系 | 世界淡水生態系 | クラウドコンピューティング技術
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