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 国連環境計画、家庭でできる食料ロス・廃棄対策としてコンポストの効用を紹介

発表日:2021.07.27


  国連環境計画(UNEP)は、家庭でできる食料ロス・廃棄(food loss and waste:FLW)対策としてコンポストの効用を紹介した。UNEPの食品廃棄指標によると、世界中で毎年13億トンの食料が失われたり、廃棄されたりしている。FLWは食料システム全体で発生している一方で、家庭においても約5億7,000万トンものFLWが発生しており、その対策は極めて重要である。FLWは、世界の温室効果ガス(GHG)排出量の8~10%を占めると言われており、また、土地や水資源の利用は生物多様性への影響を強めている。これに対しUNEPと地球環境戦略研究機関(IGES)が発行したガイドラインによると、コンポストの導入は有機性廃棄物を管理しながら環境への影響を減らす最良の選択肢の1つであることが示されている。さらに、コンポストはFLWを削減することでGHGの排出削減にも役立つ。家庭で発生する有機性廃棄物を適切に堆肥化することで、化学肥料への依存を減らし、土壌肥沃度を回復し、保水性と植物への栄養供給を改善することができる。

情報源 国連環境計画(UNEP)ニュース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 ごみ・リサイクル
キーワード 生物多様性 | コンポスト | 温室効果ガス | 国連環境計画 | 地球環境戦略研究機関 | 有機性廃棄物 | 食品廃棄 | 土壌肥沃度 | 食料ロス | 食品廃棄指標
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