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 世界気象機関、今後3か月のエルニーニョ発生確率は75~80%と予測

発表日:2018.11.27


  世界気象機関(WMO)は、2018年12月~2019年2月の3か月間にエルニーニョが発生する確率は75~80%と報告した。海面温度は中東部熱帯太平洋の一部で2018年10月から既に弱いエルニーニョの水準まで上昇しているが、大気、上層風、雲、海面気圧のパターンは典型的なエルニーニョのものと異なっている。しかし今後3か月間には、南アメリカ南部や欧州北西部、中南アジアの一部などを除いて、世界の大部分で気温が平年以上となり、海面温度のピークは平均を約0.8~1.2℃上回る可能性が高いと予想される。ただし中東部熱帯太平洋の海面温度が平均を1.5℃以上上回る強いエルニーニョが発生する確率は低い。2019年2月~4月にエルニーニョが継続する確率は60%だという。WMOは、これは2015~2016年のエルニーニョほど強力ではないが、農業や食料安全保障、水資源管理や健康に重大な影響が出る可能性があり、2019年の世界気温も押し上げるだろうとしている。

情報源 世界気象機関(WMO) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境
キーワード 世界気象機関 | 大気 | 雲 | エルニーニョ | 海面温度 | 中東部熱帯太平洋 | 上層風 | 海面気圧 | 南アメリカ南部 | 欧州北西部
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