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 世界気象機関、2014年が記録上最も高温の年になる可能性を示す暫定値を公表

発表日:2014.12.03


  世界気象機関(WMO)は、2014年は北半球を含む広範囲にわたる海面温度の上昇によって記録上最も高温の年になる可能性があると発表した。WMOが示した暫定値によると、1~10月の世界の陸海表面平均気温は1961~1990年の平均気温より0.57℃、2004~2013年より0.09℃高く、11、12月も同様の傾向が続けば、2014年は2010年、2005年、1998年を抜いて記録上最も高温の年となる可能性が高いという。年間平均気温の高い年上位15位までの年のうち14は21世紀以降で、長期にわたって温暖化が続いていることを示している。報告書によると、1~10月にかけてエルニーニョ南方振動(ENSO)は発生していないが、海面温度がエルニーニョのレベルまで上昇するなどENSOに関連する気候パターンは世界各地で観測されている。ジャローWMO事務局長は「WMOおよび加盟国は、記録的な暑さによって頻発する集中豪雨や洪水など極端な気象現象に人々が対処できるよう、予報やサービスの向上に継続して取り組んでいく」と述べた。

情報源 世界気象機関(WMO) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境
キーワード 世界気象機関 | WMO | 気温 | 気候 | エルニーニョ | 海面温度 | 陸域 | ENSO
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