欧州環境庁(EEA)は、EUにおけるフッ素化ガス(Fガス)の段階的削減は、2017年も目標達成に向けて順調に進んでいると報告した。Fガスは、ハイドロフルオロカーボン(HFC)などのフッ素を含む温室効果ガスである。EUはHFCの生産者と輸入業者に対する割当制度を実施するなど、Fガス排出量を2030年までに2014年水準の3分の2に削減することを目標としている。EEAによると、2017年は、HFC市場の域内取引量が、上限となる割当量を0.4%下回り、3年連続で上限未満を維持しているほか、HFCの消費量もモントリオール議定書キガリ改正下のEUに対する2019年基準をすでに12%下回っている。また、温暖化係数の低い種類が増加したことを背景に、2017年のEUのFガス供給量は前年比3%増となったがCO2換算では2%減、同様にFガス輸入量は前年比21%増だがCO2換算では8%増に抑えられた。13年連続で増加していたCO2換算のFガス排出量も、2015年及び2016年には減少したという。
情報源 | 欧州環境庁(EEA) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州環境庁(EEA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | CO2 | 温室効果ガス | フッ素 | EU | 欧州環境庁 | ハイドロフルオロカーボン | フッ素化ガス | Fガス |
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