中国気象局(CMA)は、2019年3月26~29日に北京で初の世界気象センター(WMC)会合を開催した。同会合では、気象予測の精度等を向上させてより良い気象サービスを提供するため、北京を含め世界に9つあるセンター間の協力を強化することが約束された。同センターは今後、気象影響からの回復に資する気候予測の改善、気象影響に基づいた予報の充実、データ共有の推進など様々な取組を進め、気象の解析や予報資料を作成する体制を拡充するという。また会合では、後発開発途上国(LDC)や小島嶼開発途上国(SIDS)の気象水文機関の能力開発を支援すること等も合意された。世界気象機関(WMO)のターラス事務局長は、全WMO加盟国が同センターの気象サービスの恩恵を受けられるようにすることが大切だと述べた。加えて、先頃モザンビーク等を直撃したサイクロンが正確な早期警報や予測の重要性を浮き彫りにしたことにも触れ、将来的には同センターがこうした異常気象を高精度で予測できるようになるとして、その役割に期待を寄せた。
情報源 | 世界気象機関(WMO) ニュース 中国気象局(CMA) ニュース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 世界気象機関 | 異常気象 | 中国気象局 | 北京 | 気象予測 | 気象水文機関 | 気象サービス | 世界気象センター | 後発開発途上国 | 小島嶼開発途上国 |
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