世界気象機関(WMO)がとりまとめたデータにより、2008年は観測記録史上(1850年以降)、10番目に暖かい年にランクインする見込みであることが明らかになった。2008年の世界の地表面・海表面の気温は、1961-1990年の平均気温(14℃)よりも0.31℃高かった。21世紀に入ってから、ここ数年の平均気温と比較すると、2008年の全球平均気温は若干低めとなっているが、この原因は2007年後半にラニーニャ現象が発達したためだという。また、北極の融雪期の海氷面積については、1979年に衛星観測が開始されて以降、二番目に小さかったことも明らかになった。この他、破壊的な洪水、長引く深刻な干ばつ、大雪、熱波、寒波といった異常気象も世界各地で記録された。なお、2008年のデータはまだ暫定的なもので、最終的なデータ等は、2009年3月に発行される「WMO 世界の気候の現況に関する報告書」において公表される予定である。
情報源 | 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 地球温暖化 | 世界気象機関 | WMO | 気温 | 異常気象 | 熱波 | 洪水 | ラニーニャ | 北極 | 海氷 |
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