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 ドイツ、集光型太陽熱発電所が完成、砂漠地域・地中海地域での展開を目指す

発表日:2009.08.20


  ドイツ連邦環境省(BMU)は、ドイツ北西部のユーリッヒで、世界的にも例のない技術を利用した集光型太陽熱発電所が稼働を開始したと発表した。この発電所は、2500枚の鏡を設置して、高さ50メートルのタワーに反射光を集め、発電用のエネルギーにする仕組み。年間1000MWhの電力を供給できる。この事業には、同省が410万ユーロを補助し、バイエルン州等も協力した。ガブリエル環境大臣は、こうした技術が国内企業の雇用を創出し、地球温暖化防止にも役立つと指摘。次のステップとして、ドイツの支援によりアルジェリアで事業を実施すると述べた。また、世界中で太陽熱発電が進められる中、ドイツ政府としては、地中海周辺での太陽熱発電計画を支援するとともに、国際的な気候変動イニシアティブにも協力し、砂漠地域で太陽熱発電プロジェクトを進める産業イニシアティブも推進する。BMUでも太陽熱発電所の研究開発を進めるという。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 気候変動 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 太陽熱発電 | 集光型 | 地中海 | 砂漠
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