ドイツ連邦環境省のクルーク政務次官は、町のCO2排出量を長期的にゼロ(気候ニュートラル)にすることを目指すザールランド州ナルバッハ町に、15万3000ユーロを補助すると発表した。「ゼロエミッションの町ナルバッハ」プロジェクトでは、2020年までに町のCO2排出量を50%削減、その後さらに段階的に削減し、最終的にゼロにすることを目指す。町では、住宅、企業や公共機関の建物での現在の熱・電気消費量を分析し、ビル外壁や照明、暖房技術等についてエネルギー効率化を図る。また、応用マテリアルフロー・マネジメント研究所(IfaS)の協力の下、バイオマスやソーラー、風力、水力発電等、地域内における再生可能エネルギーを研究。地域内の再生可能エネルギーでエネルギーを賄い、地域経済にも貢献していく。同政務次官は「ナルバッハ町の取組みは州内でも先進的で、町の財政や消費者の負担を軽減するだけでなく、農業や工業の強化にもつながる」と期待を寄せている。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | CO2排出量 | ゼロエミッション | エネルギー効率化 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 地方自治体 |
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