アメリカ環境保護庁(EPA)は、カナダとともに、五大湖水質協定(GLWQA)に基づく2017~2019年の取組の進捗報告書を公表した。GLWQAは1972年にアメリカとカナダの間で締結された。2012年の改正時に3年に1度の報告書作成が義務付けられ、今回が2回目の作成となる。報告書によれば、五大湖の水質と生態系の回復と保護は大きく進展し、懸念地域(AOC)における長年の環境悪化への対策で顕著な前進がみられた。今後も有害藻類の大発生への対応、特にエリー湖流域での栄養塩の削減の活動を引き続き行っていくという。実績の一方で新たな脅威への対策の必要性も認識されており、ミルウォーキーで開催される五大湖市民フォーラムでは、この報告書を土台とし、市民の参加も得て今後の優先事項を話し合うという。五大湖地域には4000万人以上が暮らし、350種の魚類を含む3500種を超える動植物が生息する。環境・経済の両面で、両国にとって貴重な共有資源となっている。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) ニュースリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | アメリカ | アメリカ環境保護庁 | カナダ | 有害藻類 | 五大湖水質協定 | 懸念地域 | 環境悪化 | 五大湖市民フォーラム | エリー湖流域 |
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