アメリカ環境保護庁(EPA)は、「アメリカ・カナダ五大湖水質協定」のもとで指定された43の懸念地域(AOC)のリストから、ディア湖とホワイト湖を除外すると発表した。ミシガン州のスペリオル湖の南に位置するディア湖は、放棄された鉄鉱山を経由し水銀が浸出した水が流れ込むなどして汚染されており、魚類の高レベルの水銀汚染やハクトウワシの生殖問題が報告されていた。しかし「五大湖回復計画」(GLRI)から800万ドルの助成金が拠出され、採鉱地からの水の流れを変えて浄化作業が完了した。また同州ミシガン湖の東に位置するホワイト湖では、10万立法ヤード超の汚染沈殿物の除去とタネリー湾の生息環境の回復に250万ドル、汀線と40エーカーに及ぶ魚類や野生生物の劣化した生息地の回復に210万ドルがGLRIから拠出され、浄化作業が完了した。レビン上院議員は、「これら2か所の懸念地域の回復は、GLRIの重点化と資金によって困難な浄化事業も達成可能なことを示している」と述べた。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | 水質浄化 | アメリカ環境保護庁 | EPA | カナダ | 五大湖 | 水質汚染 | ミシガン湖 | スペリオル湖 |
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