海外ニュース


 国連環境計画、セルビアの土地浄化に着手

発表日:2019.10.07


  国連環境計画(UNEP)は、セルビアの土地管理を改善するための初めての全国的な取組みのもと、土壌の浄化を優先的に実施する14か所の産業跡地を決定した。セルビアでは数十年におよぶ産業活動や不適切な廃棄物処理設備により、多くの土地がクロムやカドミウムなどの発がん性物質、重金属や亜鉛、水銀などで汚染され、様々な環境リスクや健康リスクを引き起こしてきた。汚染された土地は都市部や河川のそばに位置していることが多く、有機汚染物質や有機金属が土壌に浸出し、食物や水、生物多様性に悪影響を与える可能性があるという。UNEPはこれらの脅威に対処するため、土壌、水、堆積物の分析を実施し、新しいリスク評価の方法論を適用するトレーニングを行政機関に対し行った。さらに汚染された土地のデータを管理するホットスポットマップが作成され、土地の劣化や持続可能な土地管理に関する情報を共有するための国内プラットフォームが設置された。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 水・土壌環境
キーワード 生物多様性 | 国連環境計画 | 環境リスク | 浄化 | 健康リスク | 有機汚染物質 | 汚染 | 廃棄物処理設備 | 発がん性物質 | 有機金属
関連ニュース

関連する環境技術