欧州委員会は、2050年までに気候中立を達成するため、今後10年間で1兆ユーロ以上の投資を行うことを目指す「欧州グリーンディール投資計画」を公表した。同時に、この計画の一部を成す、気候中立的で競争力のあるグリーン経済への移行を公正にかつ誰も取り残さずに実現するための「公正な移行メカニズム」も発表した。欧州委員会は、2019年12月に提示した政策案「欧州グリーンディール」において、2050年までに域内の温室効果ガス排出を実質ゼロにする目標を掲げている。同投資計画には、EUの気候関連予算の引き上げを含めた金融措置を通じて最低1兆ユーロの投資を動員することや、移行に必要な多額の官民投資を促進するための枠組を構築すること、持続可能な投資プロジェクトを実施する側を実務的に支援することが含まれる。また、公正な移行メカニズムは、基金の創設など3つの金融手段を柱に据えており、これをもとに、移行によって最も不利益を被る人々や地域等を支援すべく2021~2027年の間に1000億ユーロ以上を投じるという。
情報源 | 欧州委員会 プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会 |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 欧州委員会 | EU | 気候中立 | グリーン経済 | 温室効果ガス排出 | 欧州グリーンディール投資計画 | 公正な移行メカニズム | 欧州グリーンディール | 持続可能な投資プロジェクト | 気候関連予算 |
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