欧州環境庁(EEA)は、地方自治体や政府レベルでの気候変動への適応力と回復力を向上させる行動が緊急に必要であると指摘した2つの報告書を公開した。「ヨーロッパにおける都市の適応:都市と町が気候変動にどのように対応するか」は、氾濫原での宅地開発の継続、コンクリートやアスファルトで覆われた土地の増加、少ない緑地、山火事や地すべりが発生しやすい地域への都市の無秩序な拡大、などが都市をより脆弱にしており、持続可能な状態ではないと報告した。現在実施されている対策のほとんどは、知識開発、意識向上、政策開発に焦点が当てられており、緑地の増加や下水道整備などの適応策は、まだ欧州全域で均等に実施されていない。もうひとつの報告書「政策サイクル全体を通じた国の適応政策のモニタリングと評価」は、モニタリング、報告、評価の重要性を強調し、国の適応戦略と計画を将来どのように改善するかについての教訓をまとめている。
情報源 | 欧州環境庁(EEA)ニュース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州環境庁(EEA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | モニタリング | 気候変動 | 政府 | 欧州環境庁 | 緑地 | 地方自治体 | 山火事 | 氾濫原 | 地すべり | 下水道整備 |
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