デンマークエネルギー庁はメキシコとの共同研究により、リチウムイオン電池などの大規模蓄電を効率的に利用することで、2050年までにメキシコの二酸化炭素(CO2)年間排出量を6,300万トン削減できると報告した。これはデンマークのCO2排出量の約2倍、天然ガスを中心とする現在のメキシコ発電部門でのCO2排出量の42%に相当する。特に、太陽光発電とリチウムイオン電池システムの組み合わせは、太陽エネルギーが豊富に降り注ぐメキシコではCO2排出量を大きく削減する可能性がある。現在、メキシコの太陽光発電量は5.5ギガワットであるが、2050年の発電量は、蓄電を利用しない場合で95ギガワット、蓄電を利用すれば194ギガワットになると予測される。ただし、これを実現させるには規制緩和が必要となる。蓄電技術は大きな技術的進歩を遂げており、コストは徐々に削減される見込みで、今後数十年はその発展が続く予想である。
情報源 | デンマークエネルギー庁プレスリリース |
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国・地域 | デンマーク |
機関 | デンマークエネルギー庁 |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 太陽光発電 | リチウムイオン電池 | 二酸化炭素 | CO2排出量 | 天然ガス | 太陽エネルギー | デンマークエネルギー庁 | 大規模蓄電 | 蓄電技術 |
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