デンマークエネルギー庁が公開した2019年のエネルギー統計の速報値によれば、デンマークの2019年の石炭消費量は2018年と比べると42.7%低下し、エネルギー消費量における比率も5%にまで減少し、過去50年間で最少の記録となった。2019年の同国におけるエネルギー消費量は3.4%低下したが、エネルギー消費に伴うCO2排出量は約6%とさらに減少した。これらの傾向は、1)エネルギー消費量が3.4%減少したこと、2)近隣諸国からの電力の輸入が増加したこと、3)再生可能エネルギーが増加したこと、に起因している。同国の再生可能エネルギーの比率は、2018年には32.9%だったが、主に風力発電やバイオガス生産量の増加によって2019年は35.0%に増えた。一方、2019年は北海油田の一つであるTyra油田の再開発に伴う操業停止により、石油の生産が11.4%、天然ガスの生産が25.7%と大きく減少したため、同国のエネルギー生産量は10.3%減少した。
情報源 | デンマークエネルギー庁ニュース |
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国・地域 | デンマーク |
機関 | デンマークエネルギー庁 |
分野 | 地球環境 大気環境 |
キーワード | 風力発電 | 再生可能エネルギー | CO2排出量 | 天然ガス | エネルギー消費量 | デンマークエネルギー庁 | 石炭消費量 | エネルギー統計 | バイオガス生産量 | エネルギー生産量 |
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