中国科学院、地球温暖化の下での北大西洋の海洋熱吸収メカニズムを報告

発表日:2020.11.09

中国科学院(CAS)は、地球温暖化の速度を調節する重要な要素である海洋熱吸収(OHU)に関する研究成果を報告した。地球温暖化に伴う熱エネルギーの93%は海洋が吸収しており、南極海は地球規模のOHUにおいて支配的な役割を果たしているのに対して、北大西洋は役割の一部を占めるに過ぎない。同研究では温暖化を+2℃に抑える高排出シナリオと+1.5℃に抑える低排出シナリオでのエアロゾルと温室効果ガス(GHG)の地域OHUへ与える影響を明らかにした。低排出シナリオでは南極海のOHUは負の(放熱)傾向を示したのに対し、北大西洋のOHUは正の(吸熱)傾向を示し、今後は北大西洋が地球規模のOHUの焦点となることを明らかにした。高排出ガスシナリオでは、北大西洋と南極海においてOHUは正の傾向を示し、北大西洋はいずれのシナリオでも正のOHU傾向を示した。また、人為的エアロゾルが減少すると、「大西洋南北熱塩循環(AMOC)」が弱まり、北大西洋のOHUの増加につながることが示された。

情報源 中国科学院(CAS)ニュース
国・地域 中国
機関 中国科学院(CAS)
分野 地球環境
環境総合
キーワード 地球温暖化 | 温室効果ガス | エアロゾル | 中国科学院 | 北大西洋 | 南極海 | 海洋熱吸収 | +2℃ | +1.5℃ | 大西洋南北熱塩循環
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