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 ドイツ連邦環境庁、PFASに関する国際専門家会議を開催

発表日:2020.11.30


  ドイツ連邦環境庁(UBA)は、「ペルフルオロアルキル酸およびポリフルオロアルキル酸(PFAS)」に関する2日間のオンライン会議を開催し、世界各国の専門家と意見を交換した。同庁長官は、「最も知られているPFAS化合物であるPFOSとPFOAはよく研究され、国際的にも規制されているが、その他約5,000種類のPFASのほとんどはそうなっていない。代替物質が見つかるまでは、必要不可欠な用途以外は認めるべきではない。」と語った。土壌や地下水のPFAS汚染は日常的に検出されており、特殊な撥水性のために日常の様々な製品に使用されているPFASが環境に深刻な脅威を与えていることを示す研究結果が増えている。欧州食品安全機関(EFSA)は、2018年に主要なPFASの耐容週間摂取量(TWI)の基準値を1,000分の1まで引き下げ、最近さらに強化した。また、2020年10月、欧州委員会は「化学物質戦略」の中で、PFAS規制のための包括的な対策を発表し、その主要な対策の中にはPFASなどの難分解性物質を段階的に廃止することが含められている。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA)プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 健康・化学物質
キーワード ドイツ連邦環境庁 | PFOS | PFOA | PFAS | ペルフルオロアルキル酸 | ポリフルオロアルキル酸 | 化学物質戦略 | 難分解性物質 | 欧州食品安全機関 | 耐容週間摂取量
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