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 国連環境計画、国連関連機関が協力して実施した環境フットプリントの削減状況を報告

発表日:2020.12.10


  国連環境計画(UNEP)は、国連関連機関の環境への対応状況をまとめた「Greening the Blue report 2020」を公開し、2019年は国連システムを構成する約60の機関が発生させた温室効果ガス(GHG)の97%を相殺したと報告した。同報告によると、国連関連機関の31万人の職員は2019年に一人当たり6.5トンの二酸化炭素相当量(CO2eq)のGHGを排出しており、2010年と比べると22%減少した。合計では約200万トン(CO2eq)を排出しており、うち45%は航空機の使用によるもので、43%は国連オフィスでの暖房、空調、電気等の使用、その他12%は他の交通手段の利用によるものである。環境フットプリントの削減例としては、国連食糧農業機関(FAO)と国連開発計画(UNDP)は、ガーナのFAO地域事務所に太陽光エネルギーシステムを構築してエネルギー需要の最大40%をカバーし、年間2万ドルの電気代を節約した。ウルグアイでは、ユニセフがオフィスの古い空調システムを更新すると共に、LED照明を設置した。

情報源 国連環境計画(UNEP)ニュース Greening the Blue report 2020
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 ごみ・リサイクル 自然環境 環境総合
キーワード 二酸化炭素 | 国連環境計画 | 国連食糧農業機関 | GHG | 国連開発計画 | 環境フットプリント | 国連関連機関 | Greening the Blue report 2020 | 太陽光エネルギーシステム | 国連システム
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