国連環境計画、一酸化二窒素(N2O)の増加がもたらすオゾン層破壊と気候変動のリスクを警告

発表日:2013.11.21

国連環境計画は、一酸化二窒素(N2O)の排出量が2050年には倍増し、オゾン層の回復を後退させ、気候変動を悪化させる恐れがあるとの報告書を発表した。N2Oは主に人間活動で排出されるが、その影響は見落とされがちである。大気中での寿命が平均で120年と長く、3番目に温室効果の強いガス(GHG)であり、かつオゾン破壊物質でもあるが、モントリオール議定書では規制対象となっていない。N2Oは多数の経済部門で排出されているが、削減できれば、その利益も作物や家畜の生産性向上、貧困緩和、健康改善、環境劣化の低減など広範に及ぶ。窒素の利用効率を20%向上させると、年間1600億ドル以上の効果が得られるとの試算もある。報告書ではまた、N2O排出量の約3分の2を占める農業、5%を占める化学工業(アジピン酸、硝酸)、その他バイオマス燃焼、廃水処理、養殖における具体的な削減策を提示し、N2O削減シナリオに基づくオゾン層保護・GHG排出抑制の効果を分析。さらに世界規模で削減戦略を実施する際の障壁とその解決策も提示している。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境
大気環境
キーワード 気候変動 | 温室効果ガス | オゾン層 | 国連環境計画 | UNEP | N2O | 破壊物質 | 一酸化二窒素 | 排出抑制 | GHG
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