国連環境計画、サンゴの将来の白化予測をまとめた報告書を公開

発表日:2020.12.21

国連環境計画(UNEP)は、新たな報告書「IPCCのCMIP6モデルを用いた将来のサンゴの白化予測」を公表し、2014年に始まって36か月間続いた史上最長で最も広範囲に起きた世界的なサンゴの白化現象は、今後数十年のうちに常態化する可能性があると報告した。同報告書では、2つのシナリオに基づいて白化の予測を行った。ひとつは、化石燃料に大きく依存した世界経済(共通社会経済経路SSP5-8.5)、もうひとつは、各国が炭素排出量を50%制限するという現在の公約を上回る「中庸」のオプション(SSP2-4.5)である。SSP5-8.5では、2034年までに毎年世界で深刻な白化が起きるようになり、SSP2-4.5では、深刻な白化を2045年まで11年遅らせられる。サンゴは過去の気候変化に適応してきた生物であり、1℃の海水温の上昇に適応できれば30年間は深刻な白化から免れる可能性があるが、現在の排出量が続けば、サンゴは生き残れないだろう。サンゴを生き残らせるための時間を稼ぐためにも排出量を減らす必要がある。

情報源 国連環境計画(UNEP)ニュース
「IPCCのCMIP6モデルを用いた将来のサンゴの白化予測」報告書
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境
自然環境
環境総合
キーワード 化石燃料 | 国連環境計画 | 海水温 | サンゴ | 炭素排出量 | 白化現象 | 白化予測 | IPCCのCMIP6モデルを用いた将来のサンゴの白化予測 | SSP5-8.5 | SSP2-4.5
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