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 国連環境計画、プラスチック汚染に対する取り組みの中間報告を実施

発表日:2021.03.17


  国連環境計画(UNEP)は、2018年からエレン・マッカーサー財団と協力して使い捨てプラスチック問題への取り組みを進めているが、7年間の活動となる「新プラスチック経済グローバル・コミットメント」のほぼ半分の期間を終えた現在、取り組みは前進しているものの、プラスチック汚染を抑制するには行動をさらに強化する必要があると報告した。2020年末に発表された進捗報告書では、2019年に多くの改善が見られたが、リサイクルの拡大と、使い捨てプラスチック製品の廃止の動きはあまりにも遅く、署名国間での進捗率の差が歴然としている等、まだ多くの課題が残されている。過去50年間でプラスチックの生産量は22倍以上に増加し、過去10年間だけでも生産設備に約1,800億米ドルが投資された一方で、COVID-19の流行により、プラスチック製の医療用マスク、手袋、持ち帰り用の食品容器などのごみが急増しており、使い捨てプラスチック製品を制限するための政策の多くが覆されている。

情報源 国連環境計画(UNEP)ニュース The New Plastics Economy Global Commitment 2020 Progress Report
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | 国連環境計画 | 生産設備 | プラスチック製品 | プラスチック汚染 | プラスチック問題 | COVID-19 | エレン・マッカーサー財団 | 新プラスチック経済グローバル・コミットメント | プラスチック製ごみ
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