ケニヤにある東アフリカ最大の原生林、マウ複合林において、2009年1月15日、植林活動が開始された。ケニヤのオディンガ首相らが出席した式典では、20ヘクタールの土地に2万本の苗木が植林された。マウ複合林は面積27万ヘクタールに及び、ケニヤにとって最も重要な集水域である。しかし、過去20年間の間に森林面積の約25%(10万7000ヘクタール)が失われ、深刻な干ばつや洪水が発生。多くの人の命や、作物、家畜などが失われた。ケニヤ政府の設置した作業部会によると、森林破壊が継続すれば、水危機の被害が国境を越えて広がるという。今回のマウ複合林での植林に続き、ケニヤ山、エルゴン山などケニヤの他の森林、集水域でも再植林が実施される予定。森林面積の割合を2020年までに1.7%から10%に引き上げることを目指すという。国連環境計画(UNEP)では、NGOやケニヤ政府その他の関係者と連携し、マウ複合林の劣化とその被害に関する普及啓発活動等を支援している。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 国連環境計画 | UNEP | 干ばつ | 植林 | 洪水 | 森林破壊 | ケニヤ | マウ複合林 | 原生林 | 集水域 |
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