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 中国・北京で、生物多様性遺産ライブラリー・ワークショップを開催

発表日:2010.01.28


  中国科学院(CAS)は、生物多様性に関する文献をデジタル化し、ウェブで公開するプロジェクト「生物多様性遺産ライブラリー」(BHL)のガーネット事務局長らを北京に招いて、BHL中国作業部会とのワークショップを開催し、プロジェクトの進行状況や技術的な手法の詳細、協力方法について話し合った。ガーネット事務局長は、BHLの特性として、複数の特別な図書館で構成される点、単なるデジタル図書館ではない点を強調。さらに、アメリカ・ウッズホール海洋学研究所図書館のノートン事務局長は、インターネット・アーカイブとの連携の経験を踏まえて、文献のスキャニングの作業手順を紹介するとともに、著作権問題や、近年普及しているクリエイティブ・コモンズ協定にも触れた。一方、BHL中国作業部会は、中国での活動現状等を説明。現在、文献収集とそこからの抽出作業が行われており、2009年末までに、BHL中国のウェブサイトで、文献225冊、12万7021ページ、学名索引が中国名で13万910件、ラテン名で12万9105件公開されているという。

情報源 中国科学院(CAS) プレスリリース
国・地域 中国
機関 中国科学院(CAS)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 中国科学院 | CAS | ウェブサイト | BHL | 図書館 | クリエイティブ・コモンズ | 文献 | デジタル化
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