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国際再生可能エネルギー機関、パラグアイ共和国のエネルギーミックス多様化を提言
発表日：2021.09.20
国際再生可能エネルギー機関（IRENA）は、パラグアイ共和国におけるエネルギーミックスの多様化を提言する報告書を公開した。同国は、豊富な太陽光や風力の資源を活用してエネルギー利用を多様化することで、エネルギー安全保障を改善し、経済成長を支え、気候変動への耐性を高めることができる。同国はエネルギーの純輸出国であり、過去10年間、水力とバイオマス資源が国のエネルギー供給の多くを占めているが、経済成長に伴うエネルギー需要の増加により化石燃料の使用が増加している。また、水力発電の能力が非常に高いにも関わらず、気候変動によって現在の水力発電の信頼性に不確実性が生じており、よりバランスの取れた低炭素エネルギーの環境を整備する必要がある。報告書では、同国における戦略的・規制的枠組みの更新を推奨しており、長期的な計画と、戦略に沿った明確な目標・ゴール・予算の設定の重要性を強調している。
