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 ドイツ連邦環境庁、二酸化炭素回収有効利用における技術開発の必要性を強調

発表日:2021.11.18


  ドイツ連邦環境庁(UBA)は、同庁が実施した研究結果により、二酸化炭素回収・有効利用(CCU)のための技術の開発と普及の必要性を強調した。温室効果ガスの排出を回避するためには工業プロセスを完全に再生可能なエネルギー源を利用するものに転換するだけでなく、生産プロセスも非化石原料を利用するように転換・開発しなければならず、CCU対策は、この緩和策に代わるものではない。CCUによって、排出された温室効果ガスは回収され、大気中に放出される前に他の製品に再利用されるが、これらの排出量と、農業などからの不可避な排出量は、相殺されなければならない。大気中からの炭素除去などの技術は、後に十分利用できるように、今のうちに改善しておく必要がある。CCU技術自体が多くのエネルギーを必要とし、気候にやさしい方法でCCUを使用するためには、国内、欧州、世界の再生可能電力の完全なシステムを早急に構築するべきである。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA)ニュース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 地球環境
キーワード 温室効果ガス | ドイツ連邦環境庁 | 農業 | CCU | 工業プロセス | 炭素除去 | 二酸化炭素回収 | 再生可能なエネルギー | 生産プロセス | 非化石原料
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