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 アメリカ海洋大気庁、2021年に同国で発生した異常気象を報告

発表日:2022.01.10


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2021年に同国で発生した異常気象をまとめて報告した。例外的な気温の上昇、壊滅的な悪天候、10億ドル規模の気象・気候災害が2020年に次いで過去2番目となる20件発生した。2021年12月の米国本土の平均気温は華氏39.3度(4.06℃)で、平年より6.7度(3.72℃)高く、12月としての最高記録を更新した。また、多数の山火事が発生し、同国西部で710万エーカー以上が焼失し、カリフォルニア州で史上2番目に大きな火災では、964,000エーカー近くを焼失した。大規模な火災からの煙により、大気環境や健康への懸念が生じた。同年は竜巻が多発した年であり、1,376件の竜巻が発生し、12月だけで同月としては過去最多、これまでの記録の約2倍となる193件の竜巻が確認された。南部では、竜巻の強度として2番目に強力なEF4の竜巻を含む約100件の竜巻が発生した。災害関連の死亡者数は2020年の2倍以上にあたる少なくとも688人が死亡し、2011年以来最多となった。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境
キーワード 異常気象 | アメリカ海洋大気庁 | 山火事 | カリフォルニア州 | 平均気温 | 気候災害 | 竜巻 | EF4
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