アメリカ海洋大気庁、北極圏報告カードで気温上昇と海氷の減少と大規模な森林火災の現状を報告

発表日:2020.12.10

アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、15か国133人の科学者が参加して作成した2020年版の「北極圏報告カード」を公表した。それによると、2020年の北極圏の気温は観測史上2番目に高く、夏の海氷面積は2番目に小さくなるなど、気候変動によって北極圏が変化している。主な報告は以下の通りである。1)2019年10月~2020年9月までの北極圏の年平均気温は、1900年の統計開始以降2番目に高く、北極圏の生態系全体に影響を及ぼす原因となった。過去10年間のうち9年は1981~2010年の平均気温を1℃以上上回った。北極圏の気温は過去6年間、観測史上最高を更新し続けている。2)2020年春のシベリアの気温は非常に高く、ユーラシア大陸の北極圏における6月の積雪面積は過去54年間で最少となった。3)2020年9月の北極海の海氷面積は観測史上2番目に小さく、北極海の海氷は過去10年でより薄く、脆弱になった。4)ロシア北部のサハ共和国では記録的に高い気温と少雪を記録すると共に、大規模な森林火災が長期にわたって続いた。

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