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 気候変動に関する政府間パネル、第6次評価報告書の第2作業部会報告書について解説

発表日:2022.02.28


  気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、IPCC第6次評価報告書(AR6)第2作業部会報告書「気候変動2022-影響・適応・脆弱性」の政策決定者向け要約が、IPCC加盟国195か国政府により2022年2月27日に承認されたと発表した。人為的な気候変動はリスクを減らす努力にもかかわらず、危険で広範囲な自然の破壊を引き起こし、世界中の何十億もの人々の生活に影響を与えていて、対処手段の乏しい人々や生態系が最も大きな打撃を受けている。世界は今後20年間、1.5℃の地球温暖化により、避けられない複数の気候変動による危険に直面する。一時的にでもこの温暖化レベルを超えると、さらなる深刻な影響が生じ、その一部は不可逆的なものとなる。同報告書では、現在の気候温暖化レベルでは気候変動に対応した開発はすでに困難で、地域によっては温暖化が2℃を超えると不可能になる可能性もある、としている。同報告書はAR6の第2部であり、AR6統合報告書は2022年中に完成する予定である。

情報源 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
分野 地球環境
キーワード 生態系 | 気候変動 | IPCC | 適応 | 脆弱性 | 気候変動に関する政府間パネル | 1.5℃目標 | IPCC第6次評価報告書 | 第2作業部会
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