国際エネルギー機関(IEA)は、ポーランドが近年、エネルギーシステムの安全性と持続可能性の向上において大きな進展を遂げた一方、クリーンエネルギーへの移行を大幅に加速する必要があると指摘した。同国は現在、欧州で最も急速に成長している太陽光発電市場の1つであり、大規模な洋上風力発電プロジェクトも展開する予定である。同国のガス輸入に占めるロシアの割合は、LNGターミナルへの投資や他の欧州連合(EU)諸国とのパイプライン接続により、すでに2010年の90%から、2020年には55%に低下している。また、2022年に切れるロシアとのガス契約も更新しない。一方、化石燃料はエネルギー供給全体の85%を占めており、中でも石炭が最も大きな割合を占めていて、炭素強度(carbon intensity)は現在、IEA加盟国の中で2番目に高い。2021年の経済回復期に石炭火力発電が急増、10年近く続いた削減が1年で帳消しになり、総発電量に占める石炭の割合はIEA加盟国中最も高い80%まで上昇した。
情報源 | 国際エネルギー機関(IEA)プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国際エネルギー機関(IEA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 太陽光発電 | 石炭 | ポーランド | 国際エネルギー機関 | 化石燃料 | ロシア | クリーンエネルギー | 洋上風力発電 | パイプライン | エネルギーシステム |
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