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 国際エネルギー機関、温室効果ガス排出を正味ゼロにするためにとるべき行動の変化を紹介

発表日:2021.10.29


  国際エネルギー機関(IEA)は、2050年までに温室効果ガス排出を正味ゼロにするためには、人々の行動の変化が重要な要素となるというシナリオを紹介した。電気自動車の購入やロフトの断熱工事など低炭素技術と人々の関与が混在した要素のほか、エネルギー消費を減らすための日常生活の調整が必要である。例えば、車を使わずに自転車や徒歩で移動したり、暖房の温度を下げたり、休日は家の近くで過ごしたりといった行動の変化であり、エネルギーを大量に消費する豊かな地域では、特に重要なことである。行動の変化が排出量を削減し、建物、道路、航空交通におけるエネルギー需要を削減する。同シナリオでは、2050年に現在の2倍の規模の世界経済を支えるために、クリーンエネルギー技術の導入やエネルギー効率の向上など、世界のエネルギーシステムに大幅な変革を求めているが、技術だけでは十分ではなく、2050年の排出正味ゼロは人々の同意と支援なしには実現しない。

情報源 国際エネルギー機関(IEA)ニュース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境
キーワード 電気自動車 | 温室効果ガス | 国際エネルギー機関 | IEA | クリーンエネルギー | 自転車 | エネルギー消費 | エネルギーシステム | 断熱工事 | 行動変化
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