国際エネルギー機関(IEA)は、再生可能エネルギー(以下、再エネ)市場に関する最新の分析及び予測を発表し、2016年は、価格の低下や普及施策を背景に世界全体で太陽光発電量が50%増加し、石炭など他の燃料の発電量の伸びを上回ったと報告した。太陽光発電の増加分の約半分は中国が牽引したという。IEAによれば、太陽光発電の急伸を受け、増加分の発電量全体に占める再エネの割合は約3分の2となった。2022年は、石炭の発電量が引き続き最大であるものの、再エネの発電量が43%増加して発電量全体の30%に達し、このうちの3分の2を中国、アメリカ、インドの3カ国が賄うと予測される。ビロルIEA事務局長は、「太陽光発電の新時代の幕開けだ」と語った。一方IEAは、再エネの普及を一段と加速するうえで、配電網への統合等が課題であると指摘し、各国の普及障壁にも言及した。さらに今回は、電気自動車の燃料としての再エネや、発展途上国における独立型のオフグリッド太陽光発電等についても分析を行っている。
情報源 | 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国際エネルギー機関(IEA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 電気自動車 | 石炭 | 燃料 | 国際エネルギー機関 | IEA | 発電量 | 配電網 |
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