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 アメリカエネルギー省、住宅用寒冷地ヒートポンプ技術の開発と普及を主導

発表日:2022.06.17


  アメリカエネルギー省(DOE)は、同国のヒートポンプメーカーと協力して、寒冷地で従来品よりも効果的に住宅を暖めることができる次世代電気ヒートポンプを開発することを発表した。寒冷地用ヒートポンプ(CCHP)は、氷点下でも温室効果ガスを排出せずに高効率の暖房を実現し、家庭の光熱費を年間500ドルも節約することが可能である。空調と給湯は、アメリカの住宅や商業施設で使用される一次エネルギーの40%以上と、建造物からの二酸化炭素排出量の46%を占めている。また、毎年の全建造物のエネルギー料金の42%、家庭のエネルギー料金の56%を占めている。同省はプロジェクトを立ち上げ、参加企業の製品を今後2年間寒冷地で使用して性能、効率、快適性を実証し、2024年の配備と商業化を予定している。20以上の電力会社、協同組合、州機関がプロジェクトに参加し、電力会社による消費者インセンティブなどが実施される。同プロジェクトは、アメリカ環境保護庁およびカナダ天然資源省と提携してDOEが運営する、イニシアチブの一環である。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) ニュース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 地球環境
キーワード ヒートポンプ | アメリカエネルギー省 | 温室効果ガス | 寒冷地 | 暖房 | 光熱費 | 高効率 | メーカー | 次世代 | 寒冷地用ヒートポンプ
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