韓国環境部(MOE)は、同部と中国生態環境部における、大気中の超微粒子(UFP)低減に関する協力の進捗と計画を公開した。2021年、韓国のUFP平均濃度は18μg/m3となり、2015年に全国測定を開始して以来、30.7%改善された。同国はUFPを減らすため、石炭発電所10基の停止、25万7,000台のゼロエミッション車の供給、125万台のディーゼル車の早期廃棄などを実施した。しかしながら依然としてUFP平均濃度は大気環境基準である15μg/m3を超えており、OECD加盟国の中では38か国中35位である。2021年、中国政府は青空を取り戻すための三か年の行動計画を実施し、産業、エネルギー、交通・輸送の3つの主要カテゴリーに焦点を当て、科学的、かつ法的な対策で大気汚染を管理し、大きな成果を上げた。両国は技術交流、共同研究など幅広い分野で協力していて、今回、UFP削減のための共同努力が両国の最善の利益であることを共有し、協力関係を強化することに合意した。