イギリス政府は、2010年3月15日、海洋エネルギーのビジョンを示す海洋エネルギー行動計画を公表した。この計画は、政府と産業界が協力して策定したもので、海洋エネルギー部門を促進するために必要な対策が盛り込まれている。具体的には、あらゆる種類の海洋再生可能エネルギーのためのロードマップを策定する全英規模の戦略的調整グループの設立、海洋技術の支援のレベルに関する検討、民間投資やプロジェクト資本のテコ入れ、新技術の開発に関するガイドラインの策定や優良事例の確立、イギリスでの海洋エネルギー供給網の構築、現在、確立されている技術(洋上風力発電等)の活用などが提言されている。また、この行動計画の実施を監督する主な関係者が参加する、海洋エネルギー閣僚級作業部会も設置される。行動計画によると、海洋エネルギーのあらゆるポテンシャルを活かすことができれば、2050年までにCO2排出量を7000万トン削減することができる見通しだという。
情報源 | イギリス エネルギー・気候変動省(DECC) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス エネルギー・気候変動省(DECC) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | CO2 | 洋上風力発電 | 海洋エネルギー | イギリス エネルギー・気候変動省 | DECC |
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