イギリスの大陸棚を所有するクラウン・エステート(王室の資産を管理する機関)は、エネルギー企業数社に対し、32ギガワットに及ぶ洋上風力発電開発のライセンスを与えると発表した。イギリス沖合の9ヶ所の水域を対象としたもので、風力発電の拡大としては世界最大級のプロジェクトとなる。32ギガワットは、イギリス国内のほぼ全世帯にエネルギーを供給できる発電量で、風力発電タービン6400機分に相当する。今回、クラウン・エステートと排他的水域契約を締結したのは、フォアウィンド・コンソーシアム、イーストアングリア洋上風力社、シーメンス・プロジェクト・ベンチャー社とメインストリーム再生可能電力社など。この契約に基づいて設置される次世代のウィンドファームでは、5メガワット級の発電能力を持つ大型タービンが導入される予定。イギリスのブラウン首相は、この発表をCO2排出量の削減に大いに貢献すると歓迎。政府は開発事業者やクラウン・エステートと協力して、洋上風力発電産業の発展を支援していくと述べた。
情報源 | イギリス エネルギー・気候変動省(DECC) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス エネルギー・気候変動省(DECC) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | CO2 | イギリス | 洋上風力発電 | エネルギー・気候変動省 | DECC | 大陸棚 | 排他的水域 | クラウン・エステート |
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