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 欧州環境庁、リサイクル材料流通の課題を指摘

発表日:2023.01.26


  欧州環境庁(EEA)は、最も一般的な8種類のリサイクル材料のうち、流通市場が十分に機能しているのはアルミニウム、紙、ガラスのみであるとの報告書を発表した。これらの市場は市場の関係者に信頼できる継続的な情報を提供し、国際的でオープンであり、リサイクル材料は一次材料と比較して大きな市場シェアを持っている。一方、木材、プラスチック、バイオ廃棄物、建設・解体廃棄物からの骨材、繊維製品の市場はうまく機能しておらず、市場障壁を克服するための対策が求められる。これらの市場の主な問題は一次材料に比べて規模が小さいこと、需要が少ないこと、共通の仕様がないために産業用材料としての品質が低いことである。さらに、木材のようにエネルギー利用の需要が競合するなど、一部の材料は特有の課題に直面している。同報告書は市場の発展を適切に監視・評価するために、より多くの情報が必要であるとした上で、新製品におけるリサイクル材料含有量の増加、リサイクル材料の技術基準の制定などの解決策を提示している。

情報源 欧州環境庁(EEA) ニュース
国・地域 EU
機関 欧州環境庁(EEA)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | プラスチック | ガラス | 欧州環境庁 | 木材 | 紙 | アルミニウム | エネルギー利用 | バイオ廃棄物 | リサイクル材料
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