国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、マレーシアの天然資源・環境・気候変動省と共同で作成した、同国におけるエネルギー転換の展望に関する報告書を発表した。同報告書は、同国が国内で安価な再生可能エネルギーの利用を拡大することで、ネットゼロの目標を達成できることを裏付けた。2050年までにカーボンニュートラルを目指すと誓約し、同時期に経済規模が約3倍になり、エネルギー需要の増加が予想される同国では、エネルギー転換の加速が求められる。そのためには、金融機関の能力強化、規制や市場の障壁の克服、化石燃料関連の補助金に対する政府支出の削減を推進し、再生可能エネルギーへの投資環境を整備する必要がある。同報告書では同国のネットゼロへの道筋として、2050年までに電気自動車(EV)のシェア80%達成、150ギガワットの設備容量を有する太陽光発電設置、持続可能なバイオエネルギー利用拡大などが必要であるとしている。
情報源 | 国際再生可能エネルギー機関(IRENA) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国際再生可能エネルギー機関(IRENA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 太陽光発電 | EV | 補助金 | マレーシア | カーボンニュートラル | エネルギー需要 | 国際再生可能エネルギー機関 | 金融機関 | バイオエネルギー | エネルギー転換 |
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