ドイツ連邦環境省(BMU)は、2010年5月27日、「連邦生物多様性プログラム」の策定に向け、ケルンで第3回国家生物多様性フォーラムを開催した。このプログラムは、生物多様性国家戦略を実施するための重要な施策となるもので、同省は幅広い参加を得ることで、広く社会に浸透するプログラムとするべく、さまざまな関係者をフォーラムに招請した。連邦環境省(BMU)レトゲン大臣は、経済的に困難な時代こそ、国の自然資本を保護すべきだと表明。連邦生物多様性プログラムの重点項目として、自然や生物多様性が提供するさまざまなサービスの保全や希少種の保護のほか、限定された空間に多くの種が生息する生物多様性の「ホットスポット」の保全などが考えられるという。なお、同国の生物多様性国家戦略では、約330件の目標と約430件の対策とともに、2020年までの展望が示されており、重点項目として、生態学的に重要な地域のネットワーキングや国際的な自然保護政策、森林保全、持続可能な漁業による海洋生物多様性の保全等に取り組んでいるという。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 森林保全 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 生態系サービス | 希少種 | 自然資本 | 国家戦略 | 生態系ネットワーク | ホットスポット |
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