フランス環境・エネルギー管理庁(ADEME)は、CO2回収・貯留(CCS)に関する3つの研究開発プロジェクトに対し、実証研究基金からの助成を決定した。この基金は環境グルネルが設置し、同庁が運営するもので、2008年からの助成総額は、今回の3プロジェクトを合わせて約4500億ユーロに上る。CCSはCO2削減の一手段であり、市場規模は2020~2030年に1000億ユーロに達すると見込まれている。今回助成を受けるのは、1)France Nordプロジェクト(北フランスの塩水帯水層にCO2貯留が可能なことを実証するもの。トータル社が中心)、2)Ulcosプロジェクト(CO2回収・パイプライン搬送・貯留技術を開発するもの。アセロール・ミタル社が中心)、3)C2A2プロジェクト(アミン溶液にCO2を吸収させて回収する方法を開発するもの。フランス電力とアルストーム社が中心)の3プロジェクト。実用規模の100分の1のスケールで新技術を実証し、2020年頃の実用化をめざす。今回の助成により、CCS分野における新技術の研究開発に弾みがつくことが期待されるという。
情報源 | フランス環境・エネルギー管理庁(ADEME) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | フランス |
機関 | フランス環境・エネルギー管理庁(ADEME) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | CCS | CO2 | 実証 | 環境グルネル | フランス環境・エネルギー管理庁 | ADEME | パイプライン | CO2回収・貯留 | 帯水層 |
関連ニュース |
|