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 世界気象機関、2010年の気温は観測史上3位以内に入る高温と発表

発表日:2010.12.02


  2010年の気温は、1850年の観測開始以来トップ3に入る高温となる見込みであることが、世界気象機関(WMO)がまとめたデータでわかった。2010年1月から10月までの、世界の地表面・海表面を合わせた気温は、1961~1990年の平均気温14.00℃を0.55℃± 0.11℃上回るとみられ、史上最高だった1998年、同2位の2005年をわずかに上回るもようだという。2001~2010年の10年間の平均でも、世界の気温は観測史上最高値となっている。地表気温は、カナダ北部とグリーンランドの平年比+3℃、北アフリカから南アジアにかけての同+1~3℃を筆頭に、ほぼ全世界で平年を上回り、史上最高を記録した地域も多い。海面気温については、ラニーニャ現象のために東太平洋の大半で平年を下回ったが、インド洋及び大西洋ではおおむね平年を大きく上回った。アジアの一部では夏のモンスーン期に極度の多雨に見舞われ洪水が多発、ロシアは厳しい熱波に見舞われ、森林火災が発生する等、世界各地で異常気象が頻発した。

情報源 世界気象機関(WMO) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境
キーワード 世界気象機関 | WMO | 気温 | 異常気象 | 熱波 | 洪水 | ラニーニャ | 森林火災 | 地表面 | 海表面
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