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 2000年から2009年の10年は、観測史上最も温暖な10年となる見込み

発表日:2009.12.08


  世界気象機関(WMO)は、2009年が観測史上(1850年以降)最も暖かかった年トップ10に入り、第5位となる見通しであることを明らかにした。2009年1月から10月までの地表面・海表面の平均温度は、1961~1990年の平均気温の14℃より、0.44℃(±0.11℃)高かったと推定される。1980年代より、1990年代は温暖だったが、2000年代最初の10年(2000~2009年)は1990年代よりさらに温暖だったことも分かった。2009年は北米を除く全大陸で通常より気温が高く、南アジア・中央アフリカの大部分では史上最高を記録。大規模な干ばつや熱波、洪水、寒波といった異常気象も世界各地で発生した。また、2009年6月には、ラニーニャ現象が温暖な方向であるエルニーニョ現象に変わり、北極の夏季の海氷面積も、2007年及び2008年に続いて、史上3番目に少ない年となった。なお、2009年の最終的な気象データは、2010年3月に発行予定のWMO「世界の気候の現況に関する報告書」の中で公表される。

情報源 世界気象機関(WMO) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境
キーワード 地球温暖化 | 世界気象機関 | WMO | 異常気象 | 干ばつ | エルニーニョ | 洪水 | ラニーニャ | 地表面温度 | 海表面温度
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