国連環境計画は、Rio+20の求めに応じて2012年12月に開催される国際会議「私たちの望む未来を測る」を前に、包括的グリーン経済への進捗を測るための指標を提案する報告書を発表した。報告書では、人々の幸福と社会的公平性の向上、及び環境リスクと生態系劣化の抑制につながる政策を実施するには、指標の活用が重要であると指摘。政策立案者は、注力すべき環境問題の特定から政策効果の追跡に至るまでの全ての段階で、様々な指標が利用できるという。具体的には、1)環境問題と目標の指標:炭素排出量、再生可能エネルギーの割合、森林面積、エネルギー・原料・水等の資源効率、廃棄物回収・リサイクル率等、2)政策介入の指標:研究開発投資・補助金・税制のグリーン化、炭素価格設定等、3)幸福度と公正性への効果の指標:雇用、識字率、水・衛生設備へのアクセス、飲料水中の汚染物質濃度等健康に関わる指標、を提示した。「私たちの望む未来を測る」会議は、各国政府や学界、経済開発協力機構、世界銀行等の代表者ら約200名が出席する。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 生態系 | 国連環境計画 | UNEP | 環境リスク | 政策 | グリーン経済 | 指標 | 環境問題 | Rio+20 |
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