韓国国立生物資源研究所は、生物資源の体系的管理、利用の促進および違法取引防止のため、野生生物のDNAバーコード保存プロジェクトを実施すると発表した。同研究所はすでに、ツキノワグマなどの動物10種、薬用に利用されるセリ科のカラトウキ、ハマウドなどの植物56種のDNAバーコードを生成した。2011年中には、主要な生物資源200種を追加する予定で、その中には、ワカメ、ケルプなど海藻類のほか、ペットや装飾用の動植物など150種も含まれる。2015年までに有用な生物5000種のDNAバーコードを生成し、学界、産業界に情報提供する計画である。DNAバーコードは、DNAの一部をバーコード情報として登録し、種の識別に利用する。生物体のわずかな部分、たとえば体毛や卵、種子などからも、短時間で容易に種の判定が可能だという。
情報源 | 韓国国立生物資源研究所(NIBR) プレスリリース |
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国・地域 | 韓国 |
機関 | 韓国国立生物資源研究所(NIBR) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | 野生生物 | 韓国国立生物資源研究所 | ツキノワグマ | 生物種 | 生物資源 | DNA | バーコード | 違法取引 | 判定 | 薬用植物 |
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