次世代自動車技術の学生コンテスト「エコカー」で、エタノールE85を燃料とする航続距離延長型電気自動車(EREV)を設計したバージニア工科大学が優勝した。アメリカエネルギー省(DOE)とゼネラル・モーターズ(GM)社の支援によるこのコンテストは、大学生チームが3年間にわたり最先端の自動車技術を競い合い、革新的な技術と経験を培うというもの。今回参加の16チームは、GM社から提供された既存の自動車の実用性、安全性、性能を維持しつつ、燃料消費と汚染物質排出を最小限に抑える設計に挑戦。バージニア工科大学は目標を大きく上回り、燃料効率の70%向上に成功した。このコンテストは、次世代を担う技術者育成や技術革新を促進し、石油の輸入依存の軽減や世界市場での競争力維持を目指す政府の取組みを象徴するもの。低価格・低燃費自動車の開発を目指す米国の自動車メーカ―では、実践的な経験や知識を備えた学生を求めており、過去実施された「エコカー」コンテストも、技術者育成を通じこのニーズに応えてきたという。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 大気環境 |
キーワード | バイオエタノール | 燃費 | アメリカエネルギー省 | DOE | 次世代自動車 | GM | 汚染物質 | エコカー | 大学 | コンテスト |
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