アメリカのオバマ大統領は2011年7月29日、自動車の燃費の大幅な引き上げを国内外の自動車メーカーに義務づける新たな規制案を発表した。大統領は、同案をめぐる自動車業界との合意について、「外国への原油依存を減らす唯一最大の重要な一歩となる」と述べた。今回発表したのは2017~25年の規制案で、目標年となる2025年の乗用車と小型トラックの燃費性能を1ガロン当たり54.5マイル、または1マイル当たりのCO2排出量を163グラムにすることを義務付けている。これにより、ガソリンの消費量が大幅に削減され、人々が負担する自動車のガソリン代も大きく減少、さらには、温室効果ガス排出削減量はこの期間に60億トン以上に達すると推計されている。これは2010年にアメリカが排出した二酸化炭素を上回る量である。政府では、この基準が技術革新によって達成されるとしており、電気自動車など、クリーンな自動車を求める消費者に応える技術革新を期待するとともに、こうした対策がアメリカの経済成長、さらには質の高い雇用の増加につながるとしている。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 地球環境 大気環境 |
キーワード | 燃費 | CO2 | 電気自動車 | 環境技術 | 温室効果ガス | 自動車 | オバマ大統領 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 規制 |
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