アメリカ環境保護庁(EPA)は、2012年型乗用車と小型トラックに対する温室効果ガス(GHG)排出基準への自動車メーカーの対応状況をまとめた「製造者パフォーマンス報告書」を公表した。アメリカでは、2012年から2025年にかけて、乗用車・小型トラックのGHG排出削減・燃費向上をめざし排出基準を段階的に引き上げるプログラムを設置している。報告書によると、その初年度にあたる2012年型車で自動車メーカーは順調なスタートを切り、2012年排出基準の要求値以上に排ガス中の二酸化炭素を削減したという。この排出基準には、メーカーが対応できるよう柔軟性を持たせるための措置として、エアコンの改良に対する排出クレジット付与や、クレジットのメーカー間での移転などの制度が設けられているが、報告書は、メーカーがこれらの柔軟性措置を活用したことも伝えている。GHG排出基準は、2012~2025年型車の耐用年数全体で、2012年のアメリカの二酸化炭素全排出量を上回る60億トンのGHGを削減できるという。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 地球環境 大気環境 環境総合 |
キーワード | 燃費 | 二酸化炭素 | 温室効果ガス | 自動車 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 排ガス | GHG | 排出基準 |
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