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 EU、大気質汚染評価モデルを比較検証する技術ガイドを公表

発表日:2011.09.26


  欧州環境局(EEA)と欧州委員会合同研究センター(JRC)が共同で実施している「欧州大気質モデル構築フォーラム(FAIRMODE)」は、2011年9月26日、様々な大気質評価モデルを比較検証する技術ガイドを発表した。これは欧州各地で大気質の汚染評価と予測に利用される、様々なコンピュータモデルの利用方法を調整して信頼性を高めることを目的にしている。大気質の評価や報告は、従来は実際の測定データに依存してきたが、2008年の「欧州の環境大気質とより清浄な大気に関する欧州指令」において、データを補完するものとしてモデル利用を促すなど、モデル利用の重要性が高まっている。しかし欧州各地で使用されているモデルは、利用形式や精度が大きく異なるため、その調整が喫緊の課題であった。ガイドでは、各種モデルの利用を欧州指令との関連において概説している。モデル構築の手法とデータソースが向上すれば、大気質の改善に携わる人々がモデルを利用できる機会も拡大すると期待される。

情報源 欧州環境庁(EEA)  プレスリリース 
国・地域 EU
機関 欧州環境庁(EEA)
分野 大気環境
キーワード 大気汚染 | 欧州委員会 | シミュレーション | EEA | 大気モデル | 欧州環境局 | 技術ガイド
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